不眠症を実感している人は世の中ではそれなりに多いと思いますけど、実際にその状況が不眠症と言えるか?は別問題です。
多くの人たちは思うように眠ることができない状況が続くと、その時点で不眠症であると評価するのではないか?と思われます。
しかし、そういった状況があっても、実際に不眠症と診断されるとは限らないので、そこは知っておいた方がいいです。
というのも、不眠症の診断基準においては、もっと細かいところまで見られていると言えるので、そこはきちんと理解しておきましょう。
不眠症の診断における必要な症状とは?
不眠症と診断されるためには、まず思うように眠ることができないという状況が必要と言えます。
ただ、その結果として身体の不調を感じる点も必要であり、例えば意欲や集中力の低下、食欲不振、倦怠感などを感じる場合が当てはまります。
つまり、何らかの症状が発生していると言える部分は確実に必要なので、不眠症と言えるか?の判断では、そこは重要と言えます。
そういう意味では、単に眠れないという状況だけでは不眠症とは言えないので、ここは多くが知っておかないといけない点になるでしょう。
身体の不調に関しては、不眠の状態であっても大して感じない人もいますから、そういう人の場合には不眠症の診断基準には当てはまっていないと言えます。
だから、医療機関を受診した場合でも、不眠症と診断される可能性はかなり低いのではないか?と思われるのです。
でも、当初は身体の不調を感じていなくても、不眠の状態が長く続いた結果、感じるようになる可能性もあるので、注意しながら見ていくことも大切です。
不眠症の診断においては長期間続く状況が必要
不眠症と診断されるためには、まず不眠の状況が存在する点は重要ですが、それは長期間続くという前提が必要です。
つまり、短期間続いただけでは、まだ不眠症であるとは確定させられない可能性があるので、ここも知っておくといいでしょう。
例えば、数日程度であれば、まだ不眠症とは言えない段階であり、様子を見ていく必要があるくらいの状況になると思われます。
では、具体的にどのくらいの期間続く必要があるのか?ですが、これに関しては目安として1か月程度で考えておくといいです。
お医者さんによって、この期間は多少なりとも変わる可能性がありますが、1か月前後という期間はある程度の目安になるのではないでしょうか?
このくらいの期間が経過してもなお、不眠の状況が続いている、何らかの身体の不調を感じているときには、不眠症と言える可能性が高いです。
実際に医療機関を受診したときには、不眠症という診断をされて、治療がスタートする可能性はそれなりに考えられるでしょう。
だから、自分が不眠症になっているか?については、すぐには分からないということで、ある程度時間が経たないといけない部分は覚えておいてほしいです。
不眠症の診断では生活の質の低下や支障の発生が必要
不眠症の診断においては、身体の不調の存在や一定期間の継続が必要という点を話しましたが、最後に生活の質の低下や支障の発生も必要である点を理解してほしいと思います。
これは不眠の状況が一定期間続き、身体の不調が出た結果、毎日の生活の質が明らかに低くなった、何かしらの支障が見られるようになった状況も必要という意味になります。
だから、毎日の生活それ自体は特に変わらない、何も問題は起きていないとなれば、それは不眠症の状況ではないということです。
不眠が長く続き、例えば倦怠感などを感じやすいとしても、無事に毎日を過ごすことができていれば、そこまで問題視する必要はないと言えるでしょう。
もちろん不眠症以外の病気になっている可能性があるので、そういう部分は考慮しておく必要はありますけど、少なくとも不眠症とは言い難い状況になるわけです。
分かりやすい例で言えば、仕事や勉強をするときにミスが目立つようになったとか、そういうケースが発生していれば、不眠症の条件を満たしています。
そういう意味では、確かに集中力が落ちたと思われるものの、その結果として何かしらミスが増えたわけではない、今までと大して変わらないと言えるときには、不眠症の診断基準には該当していないと評価できます。
こういった感じで、不眠症と診断されるためにはいくつかの細かい条件が存在しており、それらを満たすことが必要なので、ぜひ覚えておいてほしいです。
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