不眠症は大人だけがなる病気ではなく、子供においても発症する可能性があると言えます。
したがって、子供を持つ親御さんにとっては、自身の子供が不眠症で悩むことになるかもしれない、すでに悩んでいるかもしれないという発想を持つことが大切です。
そして、子供における不眠症は大人とは違った原因も存在している可能性があるため、そこは特に注意と言えるでしょう。
子供ならではの事情に配慮しながら、不眠症の原因を探っていく、アプローチしていく必要があるのではないか?と思われます。
子供の不眠症においてもストレスが原因となることは少なくない
大人の不眠症の原因はストレスがかなり顕著ですが、それは子供にとっても同様であると言えるでしょう。
大人同様にストレスは子供も日頃から感じているはずであり、それが限度を超えると、身体に様々な異常をもたらす状況となります。
その異常の1つの例が不眠症と言え、不眠症が実際に感じられた際には、やはりストレスを疑ってみるのが先決です。
ただ、もちろんストレス以外が原因になっている可能性もありますから、子供が置かれている環境などの部分にも注目していく必要もありますが。
しかし、多数派になり得るのはやはりストレスだと思われるので、不眠症の原因になるほどの強いストレスを日常的に感じていないか?振り返ることは大切です。
これは子供が自身で行っても構いませんが、そばにいる親などが話を聞きながら行う必要があるケースも考えられるでしょう。
子供の場合には、寝られない状況があったときに、その原因などを自発的に考えることがしづらい場合も十分にあるでしょうから。
子供ならではの不眠症の原因とはどんなものか?
子供が思うように寝られない原因に関しては、いろいろなものが考えられ、例えば夜遅くまで起きているといった点はよくあるのではないか?と思われます。
子供の場合には朝は親が起こしてくれるという安心感があるでしょうから、夜更かしをすること対するリスクをそんなに感じていない可能性があります。
そのため、ついつい夜遅くまで起きている状況が続いたりした結果、自然と眠くなる時間帯が遅くなり、結果として眠りづらい感覚が芽生える状況はあり得ます。
これは塾通いなどをしている結果として起きるケースもあり得るので、そういった部分も考慮しておきましょう。
夜遅くまで塾に通っている子供は実際にいるでしょうし、その場合において家に帰ってからゲームをしたり、テレビを見たりしていると、どうしても寝る時間が遅くなりやすいです。
また、部活動の朝練などがあったときには、通常よりも早く起きないといけないため、早く寝ないといけないという思いになりがちです。
その結果、寝ることへのプレッシャーを感じすぎているために、寝ることが難しい状況になっているケースも実際にあると評価できるはずです。
こういった部分は必ずしもストレスと言える箇所ではないですけど、不眠症の原因になる可能性は十分にあるのではないでしょうか?
子供の不眠症の原因は各自で全く異なっている可能性がある
大人の不眠症に関しては、ストレスが原因の場合にはたいていが仕事ではないか?と思われます。
それ以外が原因であるケースもあり得ますけど、メジャーな原因はやはり仕事であり、多くの人たちに共通している可能性が高いです。
ただ、子供の場合にはいろいろな原因が考えられ、ストレスを抱える先はいくらでも存在していると評価できます。
もちろん学校は大きな存在ですけど、先生なのか?友達やクラスメイトなのか?部活動なのか?勉強や成績のことなのか?など、いろいろな候補が浮かんできます。
それ以外でも通っている塾や習い事、受験に対するプレッシャー、あとは同居している家族に関しても原因になっているかもしれません。
大人であれば、たいていは仕事が原因であると思われるので、仕事に関して具体的に何が問題だろうか?と考えれば済むケースは多いです。
しかし、子供の場合には各自で原因が全く違うこともありますし、原因を特定することは難しいと感じることもあるでしょう。
親御さん自ら、または子供自身で不眠症を解決に導くことができればいいですが、それが難しいと感じたときには、小児科で診てもらった方がいいと思います。